ノート4 「礫の朗読」応募について

【応募した企画】

「#礫の楽音」×「現代詩手帖」コラボレーション企画 「#礫の朗読」作品募集


【制約条件】 

  • 朗読のための作品
  • Twitterで投稿
  • #礫の朗読を含めた140文字以内


【作品】


【解釈】

自分の作った詩の解釈を自分でするなんてナンセンスだがそこはそれ。
たまにはいいんじゃないか。

作成のテーマとしたことはふたつ。

ひとつはリズム。
「朗読のため」なのだから、声に出して読むことを想定したリズムがほしかった。
七五調を検討したが、結果として七の音数律の繰り返しという形になった。

もうひとつは「礫」という字。れき・つぶて・こいしと読む。
つまり小さな石のこと。そこからイメージを広げた。

「流れる川を みおくる鳥も」

小石があるのはどこだろう。川のそばだ。
川は流れるし、Twitterのタイムラインも流れていく。
流れるつぶやきをみおくる鳥は、Twitterバードなのかも。

「かろんかろんと 軽んじられて」

小石を握ってこすり合わせたとき、小石が敷き詰められた川のそばを歩くとき、
「かろんかろん」と音のする気がする。
かろんは、過ぎた論なのかもしれない。
流れていく小石と、それをみおくる鳥も軽んじられている。

「投げたつぶては 還らず沈み」

軽さのままに投げられたつぶては、川の中に沈んでそのまま還らない。
つぶてはつぶやきであり、言葉、あるいは軽んじられた誰か。

「泡のおとずれ 揺蕩いうねる」

川に投げられたつぶては、泡をうむ。川の流れ、うねりに包まれる。
「おとずれ」は「訪れ」であり、不可避の「音ズレ」でもある。
泡は誰かの生きの呼吸、声にならない声の捉えがたい形なのか。

「恋し恋しと 君を呼ぶのは」

当たり前のように「恋し」と「小石」をかけている。

「さいの河原の 児のなみだだけ」

賽の河原、すなわち親より先に死んだ子どもが逝く冥土。
父母供養のために石を積むあの世。
声ではない「なみだ」が、君という誰かを呼ぶ。
なみだは流れ、流れる川とひとつになる。

ここに詩は循環する。

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