閂をかけて

門を閉じるのは君の役目

閂をかけるのが僕の役目


僕はその扉に触れたくもない

僕以外の誰か 特に君のその手で

閉じられることを望む そして

二度と開かれないことを願う


門を閉じるのは君の役目

閂をかけるのが僕の役目


ここをくぐり抜けたあの日が

まるで昨日のことのよう

それが口だと知っていたなら

僕も君の手を引かなかったのに


門を閉じるのは君の役目

閂をかけるのが僕の役目


最後に見た向こう側の景色は

どんな見栄えだったかな

扉を閉じる前に

目を閉じたことが 

なおも悔やまれる


門を閉じるのは君の役目

閂をかけるのが僕の役目


君は外から閉じるといい

僕は内からかけるといい

この断絶が何よりも

ふたりをつなぐ縁となるだろう


©Keiichi Yoda

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