怪火の君よ
君の欠片が燃え尽きて 夜闇の中へ消えていく
あぁ 見えなくなった いま
誰もがそれに気づいているのに
誰も君を探しには行かない
街灯も 光華も 電灯も イルミネーションも
星星も 朝陽も フラッシュライトも
あんなに煌めいているのに
君を照らしだすことはない
すべての場所を歩き すべてを探しだす すべてのロボットが
君を感知したとしても 君を探しに来たわけではない
彼らは君を見たかもしれないが けして見つけることはない
涙の燃え滓を
蒸発する笑みを
解れたままの亜麻布の装いを
蚊取り線香の残り香灰を
望むことはない
それでも君は千切られる
君の欠片は散らされる
誰も探しに行くことはない
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