君が100万光年かけて行く先のその場所で
君が100万光年かけて行く先のその場所で、
オレンジ色のスライムが僕を呼んでいる。
音の伝わらない宇宙遊泳のさなか、
死にかけの惑星でぷちぷちと産声をあげている。
裏切り、殺し、滅び。
そして大寒波。
裏切り、殺し、滅び。
そして大熱波。
君の宇宙船は片道なの?
と王子様がつぶやいた。
宇宙に道なんかないよ。
と友達が答えた。
太陽は昇らない。
月は沈まない。
君の予言は書き換えられている。
僕は付け加えられた部分を知っているけれど、
残念ながら削り取られた部分をだれも知らない。
始まりの放射線はいつも君の体を貫いていくが、
胸のあたりだけはいつも避けて進む。
熱すぎて冷たい超新星。
オレンジ色のスライムが僕を呼んでいる。
君が100万光年かけて行く先のその場所で。
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