夢の話:燃え盛る僕の家・あるいは工場

 今日の夢の話。

僕は誰かを愛そうとしていた。

肉付きのよいふわふわで真白な肌の誰か。

顔はわからない。

後ろから抱きしめていたから。

でも抱きしめようとしても、強く固く抱きしめようとしても、僕の腕は空気の入っていない風船を抱えているようだった。

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僕は工場を外から眺めていた。

お米の工場だ。

展示用のウィンドウには、お米が育てられ、出荷されるまでの流れが、笑顔の人々の全身写真とともに陳列されていた。

親子連れが写真を撮ろうとしている。

僕は邪魔だったので身を捩ってかわした。

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夜、僕は家にいた。僕が住んだことのない家。

和装の祖父がいた。僕の祖父ではないヒト。

襖を開くと、小高い丘の上にある工場が見えた。

工場は煌めく炎に包まれていた。

大きな火の粉がいくつも夜空を舞っている。

僕は祖父に「この家にも飛び火するのではないか」と伝えた。

祖父はわかったようなわからないような反応をした。

家の倉庫が燃えた。

僕はその家を後にした。

振り返って、左目で工場が燃え盛るのを、右目で家と倉庫が燃え盛るのをみた。

多くの人が、何かをしているようで、何もしてはいなかった。

夜なのに、とても明るい夜だった。







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